<デジタル遺品について>

デジタル遺品は、パソコン・スマートフォン・などのハードウェアのように「物」として実在しないので通常の遺品と異なり、その存在が分かりにくいことが特徴で、放置すると大変な問題になることがある為、まずは現状を把握し、迅速に且つ慎重に対処すろことが大切です。

<対処法として>

個人情報の処理・公的書類の処理

公的書類は放置しておくと、悪用されてしまう可能性がありますので、決められた窓口に返却するのが安心です。保険証は年金事務所に、免許証は警察署に、パスポートは旅券課窓口に、マイナンバーは市区町村役場にそれぞれ返却します。

クレジットカードの処理

クレジットカードは解約の手続きをしてからカード会社に返却する。

デジタル遺品の処理

ネットバンクやネット証券の口座にある資産も遺産相続に含まれるので生前に把握が必要です。FXのように放置して損失が拡大するリスクもあります。自動引き落としになっているサービスは解約の手続きが必要となります。また、パソコン・スマートフォンを処分する時は初期化だけでは危険な場合があります。ハードディスクやメモリに情報が残っており、記録された情報を抜き取る作業も忘れてはならない。